戦地の生活費は国が出している

米国国防総省: Soldiers deployed to combat zones do not need to solicit money from the public to feed or house their troops.

和訳: 戦地にいる兵士の宿泊代、飲食代は国が出しています。

アメリカでは、多くの人が、いろいろな組織に寄付しているため、たまに「兵士はお金が足りないから寄付して」というような詐欺に騙されます。

日曜日に教会に行く人々は、行くたびに寄付することが常識となっています。そのため、支援したい軍隊に「お金を寄付しない?」と聞かれたら、自動的に出してしまう人が少なくありません。

しかし、実は米軍の予算はとんでもない金額になっています。真実を知れば、米軍が物乞いをすることはどれだけバカバカしいのかがすぐにわかります。

2017年の統計を見てみましょう。

米軍の予算は、609,757,981,000ドル。日本円にすると、61兆円。(1ドル=100円)(ソース: ワールドバンク[英語])

アメリカの国の予算は、約4,000,000,000,000ドル(400兆円)。(ソース: アメリカ政府[英語])

計算すると、米軍の予算はアメリカ政府の予算の15%になります。

日本と比べたらどうなるでしょうか?

日本の支出済歳出額は 98 兆円。(ソース: 財務省

国の「支出済歳出額」は分かりにくいが、簡単に言うと、国の支出のことです。たとえば、

  • 医療
  • 年金
  • 教育
  • 国債の払い戻し
  • 自衛隊

などが入っています。

このように考えると、「日本政府の主な支出」と「米軍の支出」が似た規模の数字だということに驚きます。

日本政府と米軍の予算
集団2017年の予算
日本政府98兆円
米軍61兆円

つまり、米軍の予算が日本の国の予算の70%の金額になっています

これだけ予算があって、心優しい人に、戦地にいる兵士の食事をだしてもらうなんてことはあり得ないですよね。

まとめ

「兵士のための食事代、宿代」の話は間違いなく詐欺です。米軍の予算は、世界のほとんどの国の予算より多いです

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エド先生のプロフィール

Edward Johnson
  • 2冊の著者
  • 恋愛や学習のコーチ
  • ボキャブラリーの長期記憶を研究中