まとめ ミリタリー詐欺の手口

次のセクションに進む前に、ミリタリー詐欺の定番の嘘をもう一度確認しましょう。

  1. 米兵は休暇を取る際、お金はかかりません。「休むためにお金を払う必要がある」というのは、世界各国にあるブラック企業の決まり文句。
  2. 米兵は、休暇を取りたい時、自身で申し込むだけ。第三者の申請などはまったく不要であり、関係ありません。
  3. 「将校」と名乗る人から連絡がある時点で、詐欺です。
  4. 将校やその他のエリート米兵は絶対にデーティングサイトやアプリは使っていません。
  5. 米軍の通信代は、国が負担しているため、あなたに連絡を取るためにお金は必要ありません。
  6. 結婚するため、米兵は「許可」をもらう必要は一切ありません。婚約者の「イエス」があれば十分です。また、米兵と結婚するには、アメリカか日本でするしかありません。「結婚するために」資料を送られてきたら、間違いなく詐欺です。
  7. アメリカで結婚する時の政府の手続き費用は高くても1万円ぐらいしかかかりません。
  8. アメリカは戦争が終わると、軍隊の数を減らす必要があるので、しばらくの期間、兵士の早期退職を募ります。国としては、早期退職してほしいので、早期退職のために兵士にお金がかかることは一切ありません。
  9. 兵士は、年金をもらうために、お金を払う必要はまったくありません。
  10. 詐欺師による、この手口のポイントは、大きい金額(手数料)とより大きい金額(たとえば、遺産の総額)を比べることで、大きい金額が小さい金額に見えるよう仕向けることです。
  11. 詐欺師は、アメリカの送金に対する法律に抵触しないように1回に求める金額を1万ドル未満にしています。
  12. 米軍は、勤務期間が契約で定められています。理由はどうであれ、簡単に辞めることはできません。万が一契約未了で辞めてしまったら、今後の就職がかなり厳しくなります。
  13. 兵士や兵士の家族の医療費は、国が背負っています。現役兵士が医療費で困ることはありません。
  14. 車の売買についての話は詐欺です。
  15. 米軍がサイドビジネスの話を持ち出して、「助けてくれたら儲かる」と言ったら、詐欺です。
  16. 「兵士のための食事代、宿代」の話は間違いなく詐欺です。米軍の予算は、世界のほとんどの国の予算より多いです
  17. 米軍は、海外の戦地にいても、アメリカの法律に従わなければいけません。お金を盗むことは犯罪であり、盗みに協力する人は共犯者になる。また、米兵のネット回線は監視されているため、犯罪の手段としては使えません。
  18. 「明日、ミッションで死ぬかもしれない」は詐欺です。事前にミッションを戦地にいない人に知らせることはありません。
  19. 「次のミッションで死ぬかもしれないから、物を送りたい」は詐欺です。「誰かに預けたい」のようなものは、戦地に出発する前に誰かに預けているので、戦地まで持ってくることはないのです。

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エド先生のプロフィール

Edward Johnson
  • 2冊の著者
  • 恋愛や学習のコーチ
  • ボキャブラリーの長期記憶を研究中