エド先生!ここまでは、詐欺師が最初に送るメッセージの話でした。やはり、詐欺師は声をかけてくるんですね、納得しました。では、声をかけるのを待つより、自分から声をかけた方がリスクは低いですか?
残念ながら、自分から声をかけることも危険です。
「女性からの連絡を待つ」詐欺師もいます。うまく心理学を悪用しています。
どういうことですか?
自分が勇気を出して彼に声をかけると、ある意味、自分が相手を「選んだ」ことになる。「俺にメッセージを最初にくれたことは、その時に何かの縁を感じた!」「俺を発見したことはきっと運命だ!」詐欺師を「選んだ」ことに責任を感じさせようとする。プレイボーイのわざです。
プレイボーイのわざ: 本人が明らかに悪いことをしたのに、何かしらの理由にかこつけて、相手に責任を持たせようとすることです。自分が悪いのに、何も悪いことをしていない相手に「あなたにも責任がある」「あなたのせいだ」と思わせようとする。 たとえば、プレイボーイの浮気がバレた時、「僕を寂しくさせてしまったあなたが悪い」のような展開です。
まとめ メッセージの実例
詐欺師が最初に送るメッセージにはいくつかの特徴があります。
内容の特徴
- 元配偶者に先立たれた
- 若い子供と別居している
- 「君に一目惚れした」話
- 戦地にいる(兵士、NPOのメンバー、記者など)
- 連絡先の記載(メールアドレス、スカイプなど)
- 「登録したばかり」「ネットの出会いの初心者」
- 「たくさん共通点」と言っているのに具体例はない
- フルネームの掲載
そして、多くの国際恋愛詐欺師はあまり英語が上手ではないので、アメリカ人がしない英語ミスをよくします。
詐欺師のよくする英語ミス
- ピジン英語の使用
- 冠詞(「a」、「the」)が抜けている
- 句読点の使い方が変
- 強調する単語の頭文字を大文字にしている
- 代名詞の「I」が小文字になっている
- 死語の使用(「Hello Dear」など)
そして、多くの詐欺師は自分から声をかけてきますが、「相手が声をかけることを待つ詐欺師」もいるので、「自分から声をかけると安全」と思わないでください。
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エド先生のプロフィール
- 2冊の著者
- 恋愛や学習のコーチ
- ボキャブラリーの長期記憶を研究中