米国国防総省: A general officer will not be a member of an Internet dating site.
和訳: 将校クラスの兵士は、インターネットのデーティングサイトやアプリには参加しません。
地位が高い米兵は、退役(軍隊から引退)するまで、一般人と接する手段が限られています。たとえば、インターネットでの出会いは禁止されています。
なぜ連絡制限があるのか、分かりますか?
アメリカは、常に世界のどこかで戦っている国で、戦地で負けることはあまりありませんが、負けた人達は当然、アメリカを恨みます。そのため、敵が多いのです。
敵が多いからこそ、「誰かに狙われている」という前提で行動しなければいけません。2001年9月11日のテロ事件のように、長年かけて復讐する人もいます。
米軍の予算は、中国、サウジアラビア、インド、フランス、ロシア、英国、ドイツを全部合わせてよりも大きいです。(ソース: 分かりやすい図[英語])
だから、敵は簡単に米軍を攻撃できません。そのため、攻撃する隙間を探さなければいけません。
そこで、狙われるのが「人」なのです。
とくに、将校は、会社でたとえると、「部長」にあたります。当然、部長は部下より会社の秘密を知っているはずです。
会社の秘密を盗むことが目的だったら上司を狙いますか?部下を狙いますか?
当然、上司、つまり将校の方ですよね。
実際、将校自体が、狙われることはよくあります。セクシーな女性に声をかけられ、肉体関係を持ち、ピロートーク(エッチなことをした後に二人が会話すること)で軍隊の秘密が口から滑ってしまう…まるでスパイ映画のような話ですが、実際に何回も起きている事件です。
このようなことは米軍にとっても、ものすごい恥です。だから、ターゲットである将校以上の人が騙される可能性を少なくするため、オンラインデーティングの利用を禁止しています。
まとめ
将校やその他のエリート米兵は絶対にデーティングサイトやアプリは使っていません。
この記事を読んでほしい人にシェア!
エド先生のプロフィール
- 2冊の著者
- 恋愛や学習のコーチ
- ボキャブラリーの長期記憶を研究中