休暇を取るための「申請」も詐欺

米国国防総省: No one is required to request leave on behalf of a Soldier.

和訳: 兵士が休暇を取るために、本人以外の人が申し込む必要はありません。

前にも書きましたが、米兵は休暇を取るための手続きをしなければいけません。この手続きは、下記のとおりです。

  1. 本人がいつ休暇を取りたいか、上司に提出する。

それだけです。簡単でしょう! 他の人は何もする必要はありません。

ただ、上司に「希望した時期は隊が忙しいから、別の時に変えてください」と言われる可能性もあります。この判断は、部隊の任務を考慮した上で、兵士の上司が決めます。

しかし、休みが取れても取れなくても、どのみち、第三者からの申請を軍は求めていないし、仮に申請したとしても、それはなんの意味もなしません

ところが詐欺師は、「休暇を取るために、あなたの助けが必要です。手続きに協力してくれないと、休めません」と言います。

なぜ詐欺師はあなたに協力させたいのか?

あなたに「申請」させて、途中で降りにくい「乗りかかった舟」状態の心理にさせたいからです。

あなたが、米兵彼氏に扮したミリタリー詐欺師のため、軍に彼の休みを申請した後、彼を巻き込む「事件」が発生します。もちろん、実際に事件が起きているわけではなく、詐欺師が「事件ですよ」と言っているだけです。

詐欺師は、自分のことを大好きなあなたがパニックに落ちることを期待しています。そして、彼が休暇を取るために協力したのだから、あなたにも「協力者として、一部の責任はあるのではないか?いや、あなたのせいでこうなってしまったのではないか?」とたたみかけます。

その言いがかりは、たとえば「あなたの申込書の入力ミスのせいで却下された」そして「今回の問題はもしかしたらお金で解決できるかもしれない」と言ってくるが、彼はお金がなく、また、「あなたのミスでこうなったのだから、あなたにはお金を払う義務があるのではないか?」こんな理不尽極まりないクレームを無理矢理おしつけようとします。

この例から分かるように、詐欺師は心優しい人の「助けたい」心理を悪用する天才です。

まとめ

米兵は、休暇を取りたい時、自身で申し込むだけ。第三者の申請などはまったく不要であり、関係ありません。

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エド先生のプロフィール

Edward Johnson
  • 2冊の著者
  • 恋愛や学習のコーチ
  • ボキャブラリーの長期記憶を研究中